2017年9月29日金曜日

熊野古道伊勢路巡り五回目№ー2

『八鬼山越え』
H.29年9月23日(土) 曇り時々晴れ 参加:2名  記:K.M
西国一の難所の八鬼山越えを歩く。素晴らしく保存状態の良いどこまでも続く石畳が残の巡礼者気分に浸れる。前日の雨は上がったものの無風の蒸し暑い深い山中の登り下りは苦しいながらも、楽しく見ごたえある山歩きであった。取分け八鬼山山頂を越えた「さくらの森エリア」からの絶景は疲れを吹き飛ばしてくれた
15;23 荒神堂を出発し八鬼山
      山頂へ。

三木里茶屋跡から山頂はすぐ。

15:45 八鬼山山頂着。

山頂は小広く大岩が鎮座
△647m

                     15;50 三木峠も過ぎ、              
      さくらの森広場」着。

広場の東小屋からは絶景が!!

左に尾鷲湾、正面に九鬼
(昔の九鬼水軍)と早田(はいだ)そして右手に下って行く三木里が。

皆暫く見とれ、休憩談話。

特に私にとっては少し右手の早田の突端の先、ロープ下海釣りのホームグラウンドだ。
グレ、イサキ、真鯛、ハマチ、カツオ、メバル、アジ、などよく釣れ
る。

そして、これから本格的に下山。

17:00 十五郎茶屋跡着。

暫しの休憩後、再度下山開始。

下山の道は石畳もあれば地道もある。

遅れる方もあり、遂に暗くなり、
ついに、真っ暗の山中!!

下山歩行が滞り、遂に止まってしまったので、前に行くと、「膝」を痛めてしまった方があり、仕方な
く、私がおんぶして石畳を下る。

途中で若者?が交代してくれ、ホッ!暫くして私が又おんぶ。

真っ暗闇の中、懐中電灯を口にくわえ滑らぬよう頑張って下山。

18:10 車道にようやく出る。

車道を少し歩いた所で別の語り部さんの迎えの軽四バンがあり、故障の方を乗せて貰う事ができ、助かりました。

さらに車道を歩くとトイレがあり、暫し休憩となる。

そしてさらに足早に三木里海岸
を目指す。 明かりが少し見え、やれやれ!!

三木里海岸、砂浜に19時少し前に到着。

予定より、少し遅れたが、皆無事に到着できて良かった!!

おぶさった方も車で到着し、たいした事もなく元気そうにバスに乗り込まれたそうだ。

今回の『八鬼山越え』は我がパーティーには本当に一番の難所となったが、助け合い無事完了でき、本当に喜ばしい山歩きでした。

心配なさった語り部さん方や添乗員さんにも、おんぶを助けて下さった方にも参加の皆さん方にも感謝、感謝である!!!

次回も頑張っていきましょう!





2017年9月24日日曜日

熊野古道伊勢路巡り五回目 №ー1

『八鬼山越え』
H.29年9月23日(土) 曇り時々晴れ 参加2名  記: K.M
西国第一の難所といわれ、かつては山賊や狼が出没して巡礼者を苦しめました八鬼山越えでは、至る所で石仏に出会います史跡も多く、又絶景も楽しめます、登り・下りともにとても厳しい道です。体力に自信のある方は、昔の巡礼者の気分を充分に味わえることでしょう
歩き始める場所が遠距離のため昼食はバスの乗車中に済ませ、

12時に現地、尾鷲市の熊野古道登山入り口に到着。

二班に分け、全員で準備体操をして出発。
登山口には「尾鷲節歌碑」の説明をガイドさんから教わる。

八鬼山の古道には「行き倒れ巡礼供養碑」がいくつも建つ。

途中には、伊勢内宮清順上人供養碑」もあった。
八鬼山越えにはとても保存状態の良い見事な石畳が連なる

石畳の幅は約1.8mで整えられとても歩き易い。

とり分け大きな石でゴットン」と鳴るものもある。

2~3人並んで歩けるほどだ。

登り始めたばかりで皆さん元気が良い。

登り詰めた所で「ヤマジホトトギス」のかわいい花がさいていた。(前回、三峰山で見た花はこれだった)


暫く登ると、「駕籠立場」に着く。

藩主や巡検使が見回りの時一休みした所とか。

又他に「町石」も建つが、こちらのは仏様(地蔵?)の形をしている。


暫しの休憩の後、元気よくドンドン登り、登りの難関「七曲り」にさしかかる。

古道は幾重にも折れ曲がり、無風状態の蒸し暑いなかを汗を拭きふき必死に登る。



















    高く深い山中をひたすら登る。

15:03 大きな烏帽子岩を過ぎ、休む事も無く、又登る。




15:08 ようやく九木峠着。
       (520m)

(写真をクリックすると大きくなり、その外をクリックすると元のブログに戻ります





15:20 荒神堂、茶屋跡着。


これからいよいよ八鬼山山頂へ目指すが、この後は№ー2で紹介致します。

八鬼山越えの前半は見事な石畳をひたすら登り、様々な石造物に出逢い、その言われを見聞し、我が身の肌で感じられた喜びはこの先忘れる事はないだろう。
この世界遺産を将来も永遠に守り続けて欲しいと切に願う。




2017年9月12日火曜日

高見山地の東の名峰「三峰山」

『三峰山』登山
H.29年9月9日(土) 晴れ  記:K.M
台高山地北端の高見山から東へ延びる高見山地に大きく根を張る『三峰山』冬の霧氷は素晴らしいが、9月のこの時期に訪れる人は少ないが、場所が近く、秋の訪れを感じたく出かけました。
台高山地の遠望や室生火山群のパノラマも素晴らしい。

AM. 6:30 自宅、出発。

        8:00 現地到着。
       駐車場所に綺麗な山
       百合が咲いている。       
       準備体操し、

   8:15 登山開始
       林道を暫く行く。
林道が途切れた所から右の沢に入り沢を登る。

ほんのわずかな踏み跡程度が続いている。
葉はカタクリに似たとても愛らしい可愛い花に出逢う。

10:52  沢詰めをし、三峰山の北尾根に登り着く。

この後は北尾根を登る。かなり遠回りとなるので標準時間より、二時間くらい長い登りとなるだろうと予測する。

尾根は全て直登のきつい登りの連続だ。

かなり細い尾根で左側(急斜面)は自然林で右側(緩やか)は綺麗な檜の植林だ。

見慣れた木々だが名前は分からない。 馬酔木やヒメシャラの木が目立つ。

尾根、山全体に木々が生い茂り、前後左右の見通しがまるできかない。遠くの左右のわずかに見えるの大きな尾根との比較で現在位置を見定める。

太く長いカズラの弦もかなりあり、太いブナの大木もある。    俱留尊山→→

長くきつい登りであったが、この辺りになると頂上が近いのか?斜面も緩やかになり、疲れも取れる。

12:50 山頂に到着しようやく素晴らしい見晴らしだ。(一等三角点)

 左に曽爾高原から俱留尊山が眼前に見え、右手前に、大洞山など、北方面がすばらしい!!

←←大洞山(おおほら山)


台高山地方面を見たいので八丁平へ

 たくさんのトリカブトがあっちこっちに群生して咲き乱れている

 八丁平は平原で初夏の頃つつじの花が素晴らしいらしい。

 バーニーズマウンテンドッグと遊ぶ青年?も。
この辺りはもう秋の気配を感じる。

13:45 山頂、八丁平から下山。

その途中、ほんのわずか木の隙間から日本のマッターホルン「高見山」が見える所があった。




下山途中の「大日さま」


道標もしっかり完備されている。




14:05 避難小屋着。

ここは登り尾と不動滝への道の分岐点となっている。

私は不動滝へと下山する。

下山途中の山中は綺麗に植林され手入れも行き届いている。

                        とてもきつい下り坂だ。

14:47 不動滝に到着。
     落差15mの立派
     な滝だ。

しばし見とれて再び下山。

15:00 林道に出る。

15;27 さらに下って登山口
    まで無事下山。

今回の登山はかなりきついコースではあったが、の気配を感じ懐かしい「倶留尊山」や「台高山地」勇壮な「高見山」、5月に行った「局ヶ岳」、ひさしぶりの「トリカブトの花の群生」などたくさんの素晴らしい自然に出逢えた感動は忘れられない記憶となるだろう!!    実り多き人生に向け再出発!