2017年7月17日月曜日

熊野古道伊勢路巡り、四回目

『馬越峠』

H.29年7月15日(土) 晴れ   記:K.M

馬越峠は紀北町と尾鷲市の境界にある峠で、天狗倉山と便石山の間に位置する。古道は約2kmの石畳一面のシダと檜の美林の中に続き良好な保存状態で、在りし日の様子が偲ばれる。峠から天狗倉山の山頂へと向かえば、熊野灘の絶景が見渡せる。この古道には「夜泣き地蔵」「可涼園桃乙句碑」、「馬越公園」、「野口雨情句碑」、「尾鷲神社の大楠」など必見である。

                    「道の駅海山」に12時少し前に到着し、すぐに昼食をとる。

12:35 集合し、語り部さんの紹介と説明があり、二班にわかれ、準備体操を念入りにする

12:40 出発

国道横を通り、紀勢線の上を越え暫く歩くと登り口に着く。

12:48 いよいよ古道歩き

入り口からの石畳は現代の物。

いよいよ本間ものの石畳。今年の少雨のお陰か?歩き易い見事な石の坂道だ。

語り部さんより、国道42号は台風で通行不能になったが、この古道は石畳の上を雨水が滑り落ちビクともしないで今なお健在と。

13:20 夜泣き地蔵着

さらに登ると小川の上に一枚岩の石橋。

林間の登りは暑いながらも良いが抜けると蒸し暑さが身体にこたえる。

14:20 林道との交差点
   一息の冷コー!は美味し

もう少しの辛抱となおも登る。

14:25 馬越峠到着

峠には茶屋跡地があり句碑も。

この馬越峠から天狗倉山の頂上に登れば熊野灘の絶景ポイントではあるが、今回のコースには残念ながら無いのである。

スタンプ押しなど暫く小休止で歓談。


14:46 馬越峠より下山する。

下りは滑りやすいので要注意だ!!


ゆっくり、スロウで足を運ぶ。

ナダラカナ綺麗な石畳道なので誰も転ぶ人はいない。

桜地蔵の所で前のパーティーに追いつきガイドさんの説明の終
わるのを待つ。


                 
 今度は我がパーティーが説明を聞く。 

説明終了しさらに石畳を下る。

やがて見晴らし台に到着。

尾鷲湾が眼前に。











火力発電所の向こうには次回のお楽しみ「八鬼山が見渡せる。

さらに下り、「野口雨情句碑」。行者堂など見学。


                              不動の滝はなかなか見ごたえがある。  野口雨情と言えば、
  生誕は1882年5月、1945年に逝去。その63年の生涯に2000余編の詩を残す。
童謡の他、日本全国をはじめ当時の樺太、朝鮮、満州台湾にいたるまでの多くの民謡も作っている。

童謡 : どんぐりころころ、ゆうやけこやけ、シャボン玉、七つの子、コガネムシ雨降りお月さん、チュウリップ、ぞうさん、うさぎのダンス、青い目のお人形、赤い靴など多数。

この赤い靴はいていた女の子、異人さんに連れられて行っちゃった~、。 は、静岡の日本平の碑で知ったのですが、実は異人さんに連れられては行ってなかったのですよ!

いよいよ下界に下り、  町屋の庭先の綺麗な花を眺めながら、又「津波供養塔」も見、さらに足を運ぶ。 

左の石碑: ブリは港、杉檜は山、紀伊の尾鷲
        良いところ。、     






尾鷲市の町に入ると立派なお寺「金剛寺」に。




さらに進んで「尾鷲神社」へ

皆の無事の下山のお礼に、お賽銭を上げ両手を合わせる。






い回の馬越峠のコースは何と言っても素晴らしい石畳の坂道だった。階段状ではないのがとてもいい!!    「花山院」さんの時代!?あるいは江戸時代からのそのままの状態が今も良好に保たれており尾鷲の豪風雨にも耐えてきたそのすごさに驚くばかりだ。その労苦に自ずと頭が下がる。   次回の『八鬼山超え』に期待が膨らむ。
さらに今回は先輩が同行してくださった事!も嬉しい!! 






2017年7月10日月曜日

H.29年7月8日(土)晴れ後曇り、帰り豪雨後曇り                    記:K.M
大峰八経ヶ岳登山と『天女の花』観賞
例年通り7月第一の週末の大峰山行である。今年も天候に恵まれ!?素晴らしい天女観賞ができ喜びに耐えない。 
                    AM.6:35 自宅出発
   8:40 行者還トンネル着
   8:50 登山開始

登山道入り口に例年通り、色鮮やかな山あじさいが咲き、暫く歩くと例年通りのヤマボウシが立派に咲き誇り安堵した。


今年は登山者が少ないようだ。本格的登山口の木の橋が新しく立派になっている。

歩き出したら蒸し暑いせいか汗が止まらない、今年の登山はしんどく大変な思いをする予感。


何とかの思いをしながらいつもの休憩処まで登った。

いつものブナの大木が出迎えてくれ、必死の登りを耐え、ようやく出会着。
AM.10:10  縦走路着。

暫し休憩し出発。


石休の宿めざして。
又いつもの擬宝珠岩だがギボシの数が年々少なくなっている。

この辺りには例年「弟切草」の花が咲いているが今年は見当たらない。
見晴らし岩に登りシャッターを一枚。
右端は和佐又山、そして左に、大普賢岳方面。

弁天の森への斜面は昔よりシダや草が茂り、苔類は衰退してきたようだ。
左の花はバイケイソウ。                    AM.10:40弁天の森。

いつもの様にアルバイト。  鹿?に食べられ木の成長はできないようだ。15年前とほとんど変わらないか?小さくさえなっているみたい

珍しくヒメシャラの花を目に。
(この木は綺麗な茶色の肌で背が細長くなかなか見つけにくい)

 
                   
弁天の森頂上から下り、聖法の宿へと向かう。
AM.28  着

聖宝宿から正規ルートを離れ右へ急登し、つるあじさいを探す。

そして思いがけず「弟切草」を見つけた。  ラッキー!!

一気に駆け登り正規ルートへ出たが、シャリバテになりそうで木の階段下で昼食とする。
この下にも大山レンゲの若木が14年前からあったが探しても見つからず。もう少し下の若木はなんとか無事に生きていた。全くの自然状態では育つどころか、生き延びる事さえ難しいようだ。  そして見晴らし尾根に急ぐ。

今日は水蒸気がかなり上がり、あまり見通せないが大台ケ原までは見える。





  そこから一気に弥山、国見八方睨みへ                                          
と進み、ようやく逢えた        「天女の花」。

食害よけの防護柵がしてある中に入る。

今年はとてもたくさん、しかも綺麗に咲き誇っている。

大山レンゲの花の海をかき分け岩をよじ登り山頂に着く。
14:05

                    下山中にも何度も何度もシャッターを切る。

今年の天女の花はとても、とても綺麗、見事、しんどかったが、花に出逢えて疲れも吹き飛んだよう!!

又来年も来れるよう元気でいたい!!

下山最終に小雨がパラついたが難なく無事下山できた。

車に戻り帰り支度の最中に小雨がふり出したところで、尾根出会いで仲良くなった若者二人、「助けて!トランクの中に車のキーを」と。策が無く、二人を乗せ下山。すぐトンネルを出るや、豪雨で視界も利かない程のものすごさ!事故を起こさぬよう細心の気遣いで車を飛ばす。途中何度も、川のような水中をなんとか突破して杉の湯まで来ると雨が上がる。この道中はなん十回となく通ってきたがこんなすごい土砂降り豪雨は初めてだった
三人の体重のお陰か?車が流される事なく無事帰還できたのは本当にラッキーだったと思える。
JR王寺駅まで送り、少額を持たせて別れる。
金沢の仲良し若者はブログを見てくれて、お礼のコメントをしてくれた。
これからもお互いに人情を大切に生きていこうーね!!!