2017年5月29日月曜日

熊野古道伊勢路巡り二回目

熊野古道伊勢路「始神峠」
H.29年 5月27日(土) 晴れ  JTB熊野古道伊勢路参加  記 K.M
紀伊長島区と海山区の境に位置する『始神峠』。晴天にははるかに富士山をも見ることあり」と『紀伊続風土記』にきされている絶景の峠です。
AM 8:30 大阪バスにて出発

AM 11:40 始神さくら広場着
         昼食を取る。

PM  12:15大船橋へバスにて

PM  12:48 大船橋広場にてガイドさんからの説明、準備体操
をして歩き始める。

野辺の「うつぎ」や前回の「天台鵜薬」などを見ながら民家の横をと通り過ぎると、『水準点』なるものに出くわす。

4月の木津川の橋のたもとで見たのと同じ。これで二度目だ。

『水準点』とは国土の「高さ」の基準となる地点で全国に2km毎
17000点設置され、その起点は東京日本橋、東京湾の海面だ。

山道は広くなだらかでなんなく歩ける。 野面乱層積みも随所に。

木の根道も雰囲気が良い。

我々は明治道を歩いて来たが、ここで「江戸道」と出くわし合流する。この後は「江戸道」を歩く事となる。
やがて切通に出、右に登り峠へ。  左へは明治道で下山。

ここにも水準点があった。 

10mも登ると「始神峠」に到着。

海辺の景色が素晴らしい!!

紀伊の松島と呼ばれるらしい

越後の商人、文人「鈴木牧之」(ぼくし)「吟記」
『はじかみ坂は西国札所一、二の剣難なりしにいまだ東雲近き折りから海上の絶景や 眠りを覚すが如く、東方既に明けなんとして、暁の雲紅に海日車輪にひとしく、ほのぼのとさし登れば、鶯もなどか左右に啼かはしぬ』



  『大洋に潮の花や朝日の出』




  『待ちかねて鶯啼か日の出しほ』 とある。





今日も鶯が啼いていた!

 ガイドさんの説明を聞き、存分に景色を堪能し、下山する。

途中に「ギンリョウソウ」「ウバメ樫」「鹿ノ子」(?かご)など教わる。
又、所々に「洗い越し」と呼ばれる草履洗いのみぞも。 →→
下山途中にも色々な草花の名前などの説明もあり。

この辺りは伊勢と新宮のほぼ中間地点の看板もあり。(84km)

又このすぐ下手には「大杉谷」からの水を引き、鉄管で落とす「発電所」もあった。
そして最初の地点、さくら広場に元気に戻って来た。

PM15:20 着。

これで歩きは終了!

今回は歩行距離約5kmと短く高低差もあまりなく楽勝な峠巡りで楽しかった。
何よりの収穫は「水準点」、「三角点」を改めて理解できた事だ。










 

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