2017年5月29日月曜日

熊野古道伊勢路巡り

熊野古道伊勢路、第一回、『ツヅラト峠』、『荷坂峠』
H.29年、4月16日 晴れ  JTB・旅物語 参加    記 K.M
江戸時代「荷坂峠」が紀州の玄関口となるが、そのはるか昔から「ツヅラト峠」伊勢の国と紀州の国の国境だった峠である。そして昭和初期まで近隣の生活道として利用され、野面積み石や二重構造の石畳など駆使され現在まで立派に足跡を残している。最後に秦の始皇帝の「命」により『徐福』が遂に見つけた不老不死の妙薬 『天台鵜を運よく見せてもらえた。

AM.8:00  大阪茶屋町集合。

AM11:00 現地、小公園着。 
       昼食をとる。
公園内には「花山院の碑」もあり広々してゆっくりくつろげる。
今が旬の「わらび」がたくさん出ていたので土産にと。
 
12:45 公園を出発し暫くして山道にはいる。
山には山桜がきれい!       足元はシダや山草が茂る。
山道はよく整備され斜度もほどよく歩き易く、木々も整備される・

山道を登り詰めると『ツヅラ峠』。

峠からの景色は一変、海が開ける正に『熊野の国
眼下は紀伊長島の町。

ここには東屋があり暫し休憩。

これよりつつら折れの下りが始まり、アチコチに「野面乱層積み」の石垣が見られる。

小さい沢を渡ると石畳が続きとても歩きよい。

その下方でガイドさんの説明があり皆聞き入る。

「熊野古道」の説明看板をクリックして画面を大きくして読んで下さい。
写真の外側をクリックすると元の画面に戻ります。

そこより少し下ると小さな滝があり、渡ると山道は急に幅広になり散歩道の様。
民家のある所まで下ると後ろに歩いた山並み、峠などがよく見渡せる。

大きなトイレがあり、上に、今後の巡るコースの詩が掲げられている。
ここで古道は終了となり、バス乗り場へと足を運ぶ。

                    荷坂峠でガイドさんが「徐福」の天台鵜薬を見つけて下さった。(世界遺産外だったので、手に取って。)

今回の『ツヅラ峠』は無事「楽しく有意義」に過ごせ帰路に就く。 





       
 
 


熊野古道伊勢路巡り二回目

熊野古道伊勢路「始神峠」
H.29年 5月27日(土) 晴れ  JTB熊野古道伊勢路参加  記 K.M
紀伊長島区と海山区の境に位置する『始神峠』。晴天にははるかに富士山をも見ることあり」と『紀伊続風土記』にきされている絶景の峠です。
AM 8:30 大阪バスにて出発

AM 11:40 始神さくら広場着
         昼食を取る。

PM  12:15大船橋へバスにて

PM  12:48 大船橋広場にてガイドさんからの説明、準備体操
をして歩き始める。

野辺の「うつぎ」や前回の「天台鵜薬」などを見ながら民家の横をと通り過ぎると、『水準点』なるものに出くわす。

4月の木津川の橋のたもとで見たのと同じ。これで二度目だ。

『水準点』とは国土の「高さ」の基準となる地点で全国に2km毎
17000点設置され、その起点は東京日本橋、東京湾の海面だ。

山道は広くなだらかでなんなく歩ける。 野面乱層積みも随所に。

木の根道も雰囲気が良い。

我々は明治道を歩いて来たが、ここで「江戸道」と出くわし合流する。この後は「江戸道」を歩く事となる。
やがて切通に出、右に登り峠へ。  左へは明治道で下山。

ここにも水準点があった。 

10mも登ると「始神峠」に到着。

海辺の景色が素晴らしい!!

紀伊の松島と呼ばれるらしい

越後の商人、文人「鈴木牧之」(ぼくし)「吟記」
『はじかみ坂は西国札所一、二の剣難なりしにいまだ東雲近き折りから海上の絶景や 眠りを覚すが如く、東方既に明けなんとして、暁の雲紅に海日車輪にひとしく、ほのぼのとさし登れば、鶯もなどか左右に啼かはしぬ』



  『大洋に潮の花や朝日の出』




  『待ちかねて鶯啼か日の出しほ』 とある。





今日も鶯が啼いていた!

 ガイドさんの説明を聞き、存分に景色を堪能し、下山する。

途中に「ギンリョウソウ」「ウバメ樫」「鹿ノ子」(?かご)など教わる。
又、所々に「洗い越し」と呼ばれる草履洗いのみぞも。 →→
下山途中にも色々な草花の名前などの説明もあり。

この辺りは伊勢と新宮のほぼ中間地点の看板もあり。(84km)

又このすぐ下手には「大杉谷」からの水を引き、鉄管で落とす「発電所」もあった。
そして最初の地点、さくら広場に元気に戻って来た。

PM15:20 着。

これで歩きは終了!

今回は歩行距離約5kmと短く高低差もあまりなく楽勝な峠巡りで楽しかった。
何よりの収穫は「水準点」、「三角点」を改めて理解できた事だ。










 

2017年5月6日土曜日

『局ヶ岳』山行

『局ヶ岳』△1028,8m 登山
H.29年5月5日 晴れ  二名参加 記:K.M
三重県飯高町役場・道の駅を少し過ぎた所を左折し局ヶ岳神社へ向かう。車を駐車し登山開始。
この山を遠くから眺めると「お局が十二単衣を着て座っている姿に山容が似ている」ように見える美しい山である。絶妙のタイミングの登山のラッキーもあり、その名のとおり、思いもよらなかった「カタクリ」、「イワカガミ」「マムシグサ」などの可憐で綺麗な花に出逢え楽しい山行となった。
                    朝7時過ぎに自宅出発し東吉野
高見山を目指す。

途中飯高町道の駅に寄り、少し休憩する。

  そこから出、すぐ左折し、局ヶ岳神社へお参りし登山開始。

暫くの間登山道は舗装され難なく歩ける。今回は旧登山道から頂上を目指す。
舗装道路から山へ入る登山道を見過ごし、後戻りし時間浪費をしてしまった。

途中、道の上を沢の垂水が流れていて、可愛い沢蟹を見つける。

AM.11:35 山への登山道。

かなり険しくきつい登りが延々と続き、何度も小休止をする。

山は植林がなされているが所々に楢などの超大木が見える。
ジグザクの登りや岩の間を縫うように、ボチボチと歩む。

PM.1:23 小峠到着。

 遅い昼食を取る。

なんと座った足元「カタクリ」の花が! 辺りに目をやるとアチコ
チ に一つ二つと可愛く咲いている。 下山夫婦に出会い、聞くと、この付近だけのようだ。
5月に咲いているとは!? 標高が900mと高いからか?今も咲き残りがあるのだろう。一カ所に群生しているわけではないが、かなり広範囲にある

昼食を終え細い尾根道をドンドン登る。途中のかなり高所にも点々とカタクリが生え花も。

おおきな岩の崖に出ると、今度は又思いがけず「イワカガミ」の花を見つける。つぼみもたくさんある。 これは岩場の崖縁だけだが、頂上直下にも咲いていた。

PM:2:40 山頂△1028,8m

長く険しい??登りだったが今度は伊勢の海まで見えた!!

期待以上の喜びに頂上で熱いコーヒーで乾杯!

眼下には村の集落も、櫛田川も360度のパノラマが楽しめた。

PM.2:10 下山とする。

下山は楽勝!?と思いきや、同行者が初心者で遅れる。

頂上直下のイワカガミを再度よく目に焼き付けながら、(イワカガミが運よく咲いていたのは今度は標高が1000m弱と低い場所だったからか?などと考えながら下ると難なく旧小峠着。

  小峠からは緩やかな下りで歩き易い。                下山途中で、「カタクリとまむしグサ」のコラボや、つるも根っこも真っ黒な「カズラ」を見つけた。
焼け焦げた分けでもないのに不思議なことだ。

暫く進むと今度は急なつづら折り、ジグザクの急な下りが延々と何処までも続く。

途中には丁石ならぬ丁標識が立ち、下山距離が分かり易い。

PM.4:50 無事下山。

後は舗装道路を神社まで楽に歩ける。 明るい内に下山できて一安心できた。

PM.5:10 局ヶ岳神社着。
神社周辺には「わらび」がたくさん生えていたので両手に一杯づつ採って明日のおかずに。 土産までできたので帰ろう!

今日は登山の所要時間が通常の二倍かかったが、無事明るい内の下山となり土産までできた。

何より「カタクリ、イワカガミ」の共演、つつじ、こぶし、マムシグサすみれ、などの綺麗で可憐な花に巡り逢えたのは正に至上の喜びだった
帰り道に「大宇陀の道の駅」に寄り、ブルーベリーの「くず餅」を買い求めさらに土産も増えた。