『局ヶ岳』△1028,8m 登山
H.29年5月5日 晴れ 二名参加 記:K.M
三重県飯高町役場・道の駅を少し過ぎた所を左折し
局ヶ岳神社へ向かう。車を駐車し登山開始。
この山を遠くから眺めると
「お局が十二単衣を着て座っている姿に山容が似ている」ように見える
美しい山である。絶妙のタイミングの登山のラッキーもあり、その名のとおり、思いもよらなかった
「カタクリ」、「イワカガミ」「マムシグサ」などの可憐で綺麗な花に出逢え楽しい山行となった。



朝7時過ぎに自宅出発し東吉野
高見山を目指す。
途中飯高町道の駅に寄り、少し休憩する。
そこから出、すぐ左折し、局ヶ岳神社へお参りし登山開始。
暫くの間登山道は舗装され難なく歩ける。今回は旧登山道から頂上を目指す。
舗装道路から山へ入る登山道を見過ごし、後戻りし
時間浪費をしてしまった。



途中、道の上を沢の垂水が流れていて、
可愛い沢蟹を見つける。
AM.11:35 山への登山道。
かなり険しくきつい登りが延々と続き、何度も小休止をする。


山は植林がなされているが所々に
楢などの超大木が見える。
ジグザクの登りや岩の間を縫うように、ボチボチと歩む。
PM.1:23 小峠到着。
遅い昼食を取る。

なんと
座った足元に
「カタクリ」の花が! 辺りに目をやるとアチコ
チ に一つ二つと可愛く咲いている。 下山夫婦に出会い、聞くと、この付近だけのようだ。
5月に咲いているとは!? 標高が900mと高いからか?今も咲き残りがあるのだろう。一カ所に群生しているわけではないが、
かなり広範囲にある。





昼食を終え細い尾根道をドンドン登る。途中のかなり高所にも点々とカタクリが生え花も。
おおきな
岩の崖に出ると、今度は又思いがけず
「イワカガミ」の花を見つける。つぼみもたくさんある。 これは岩場の崖縁だけだが、
頂上直下にも咲いていた。
PM:2:40 山頂△1028,8m
長く険しい??登りだったが今度は
伊勢の海まで見えた!!
期待以上の喜びに頂上で熱い
コーヒーで乾杯!


眼下には村の集落も、櫛田川も
360度のパノラマが楽しめた。
PM.2:10 下山とする。
下山は楽勝!?と思いきや、同行者が初心者で遅れる。
頂上直下のイワカガミを再度よく目に焼き付けながら、(イワカガミが
運よく咲いていたのは今度は標高が1000m弱と低い場所だったからか?などと考えながら下ると難なく旧小峠着。



小峠からは緩やかな下りで歩き易い。 下山途中で
、「カタクリとまむしグサ」のコラボや、つるも根っこも
真っ黒な「カズラ」を見つけた。
焼け焦げた分けでもないのに不思議なことだ。
暫く進むと今度は急なつづら折り、ジグザクの急な下りが延々と何処までも続く。

途中には丁石ならぬ
丁標識が立ち、下山距離が分かり易い。
PM.4:50 無事下山。
後は舗装道路を神社まで楽に歩ける。 明るい内に下山できて一安心できた。
PM.5:10 局ヶ岳神社着。

神社周辺には
「わらび」がたくさん生えていたので両手に一杯づつ採って明日のおかずに。 土産までできたので帰ろう!
今日は登山の所要時間が通常の二倍かかったが、無事明るい内の下山となり土産までできた。
何より
「カタクリ、イワカガミ」の共演、
つつじ、こぶし、マムシグサ、
すみれ、などの
綺麗で可憐な花に巡り逢えたのは正に至上の喜びだった。
帰り道に
「大宇陀の道の駅」に寄り、
ブルーベリーの「くず餅」を買い求めさらに土産も増えた。