『曽根次郎坂・太郎坂』を歩く
H.29.11月18日(土) 小雨後曇り(ガス) 記:K.M
尾鷲市と熊野市の市境である甫母峠をのんんびりと歩く予定であったが、この日は小雨とガスのためままならず。古来の伊勢の国と紀伊の国の境の峠(305m)には「ほうじ茶屋跡」があり、当時は無料でほうじ茶が振舞われていた由。
AM. 8:03 大阪バスにて出発。
雨模様だが、午後に上がると期待。
11時過ぎに尾鷲、海山道の駅に到着し昼食。
11時50分再びバスにて賀田に向け出発。
12:30 頃に現地到着し、班分け、準備体操。
待ち時間の間に小川の向こうに綺麗な花が。
午後一時少し前に、いよいよ古道歩き開始。
(室町時代、治安悪化対策に村人が近江から招いた。)
坂道を登りきると、今日の行程中にたびたび目にする猪垣だ。
ここの石は江戸城の修復に使用されたのが実証されたとの由。
雨で濡れた石畳をどんどん登ると供養塔、五輪塔やこの坂道の説明看板が次々現れる。
そして遂に「甫母峠」に着いた。
立派なあずまやが建っている。
つまり、次郎とは「自領」が太郎とは「他領」をさす。
伊勢の国から見た場合の呼び方なのだろう。
少し先に進むと本来なら絶景!
暫く休憩し、これよりやや平坦な上り下りを繰り返し下山に向かう。
雨は上がりるが、ガスが周りにただよっている。
下山途中にも長い猪垣。
ただ少し高さが低いように見えるが、長い年月による劣化と土に埋もれたためだろう。
そして熊野古道世界遺産の記念碑の所まで下りてきた。
もう熊野古道も終了だ。
そして遂に、二木島湾が見えた。
足早やにさらに下ると、電車が通ったのも。
とうとう古道入下山口に。
民家の横を通り、湾口に到着。
全員無事元気に歩きとおした。
湾口のあずま屋で着替えをし、身支度終了後、バスに乗り込んだ。
今回の古道歩きは、雨とガスにたたられ景色は今一の感だが、石畳歩きはとても整備され歩き、登り易かった。
ハイキングとしては、なかなかいいコースと言えるだろう。
二木島湾には過去に外海が荒れた時に一度だけ来たが、懐かしい昔を思い出す。
帰り道の新鹿は近年まで何十回となく通った良い地磯があり、グレ、イサキ、タイ、ハマチ、アオリイカもとてもよく釣れた。 帰りのバスの中からもその磯は見えた。
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