『奈良 春日原始林周遊』
H.26 11月30日(日) 記 K.M
今日は黄色のもみじを見たいと、滝坂道を歩くことにした。高畑界隈から歩き出し春日中学を過ぎ暫く進むと、うっそうとした木々が頭上に覆いかぶさる。周りは、たくさんのハイカーだ。やがて春日原始林の中へと、右に小川が流れ静寂な空気に包まれる。この『春日原始林』は250haあり、標高498m、春日大社の神山として太古の昔から狩猟や植物の伐採が禁止されており、6000年前から変わらない森は精気に満ち溢れている。 、
老若男女の中をはハイスピードですり抜け、少し汗ばんできた頃、「妙見宮」 5丁の丁石。
何かの縁とそちらへ向かう。
この「妙見宮」は日蓮大聖人が奈良に遊学されたのを記に開祖され由。
急階段の上にお堂が見え、さらに上に登ると
「報恩閣」のお堂に着き、「何妙法蓮華経」と手を合わせる。(誰かさんの病祓いを願う)
急階段下のもみじはなんと見事な紅葉か!!
黄色に紅、黄緑そして青空
(左の写真)
元の滝坂道に戻り、歩き出すと今度は期待以上の黄色のもみじこれこそ古来からの黄葉だ!!
なんと落ち着きのある見事さ、か
遊歩道も黄色のじゅうたんだ。
暫く、進むと「夕日観音」そして
「朝日観音」、高円山からの朝日
を一番に浴びるらしい。これは夕日観音
(朝日観音はカメラに上手く・・・・・。)
やがて、荒木又衛門の試切り地蔵へ。
(首の所が切れている。)
さらに登り続けて、ようやく、「峠の茶屋」
いつもは、わらびもちを頂くのだが、売り切れで、、きつねうどん。(これしか無い)
おでん はあった。先客は4人
峠の茶屋の前をさらに行くと茶畑に出、左は円城寺へ、さらに行くと柳生の里へ
右はゴルフ場を経て田原の里へ抜けると思う。(随分前の事で定かではない)
ここまで来たなら、原始林周遊と「鶯の滝」へ向かう。ここより3km弱か?
鶯の滝には先客1人、三脚を立ててい
る。すぐに4人来られる。 10m位の滝だが見事だ。(滝の音が鶯の鳴き声に聞こえるらしい)
滝を後に「若草山」へ。黄色のもみじがたくさん色づいてきれいだ。原始林には直径1mくらいの大杉がいっぱいある。
ほどなく若草山。三重めの頂上には100m余の前方後円墳があり、清少納言が「鶯塚」と書い
た事よりその名がついたとか。
駆け足で若草山(三笠山)を下り春日神社へ。さすがに綺麗な紅葉だ(右の写真) ⇒ ⇒ ⇒
そして高畑に戻り、周遊は完了。
志賀直哉旧居の隣の茶論へ。画家のN.Kさんの画廊兼居宅だ。 昔、娘が幼稚園の時から高校までご教授頂いた旧知の方だ。
コーヒーを飲んで帰る時、呼びとめられてから40分くらいも話し込んでいたろうか? 長居をしてしまった。
今日は黄色のもみじに堪能し、市街地に近いのが幸いしたのか原生林の周遊もできた。天気も最高!!
気分爽快な一日が過ごせた。 幸せである。
余談 今日の当初予定は『一言さん』に一つ願い事をする
積もりだったが、財布、免許証を忘れる大チョンボ
でお賽銭も上げられず、とんぼがえりとあいなった。
しかし、樹齢1200年の大銀杏の素晴らしい黄色
に刺激され、黄色のもみじを見たくなり、再度、奈良
へ出かけたしだいである。
この大銀杏は幹に空洞ができ、折れて倒れると危
険なため、幹を切ったとの事。それでも見事に紅葉
している。まだまだ、もっともっと長生きして欲しい。