雪の『高見山』登山
H.30 2月24日(土) 晴れ
今日は東吉野の「高見山」に登り、ちょっと雪山気分を味わいたいと出かけました。高見山は古くは「高角山」(たかつの山)、「高倉山」と称し、頂上には神武天皇東征を先導した「八咫烏加茂建身命(やたがらすかもたけつのみこと)を祀る「高角神社」がある。
万葉集巻一の中には「吾妹子をいざ見の山を高みかも大和の見えぬ国遠みかも」と詠われた。
この「いざ見の山」が「高見山」にあたるといわれ、その四周を圧する山の姿と広大な吉野、宇陀の連山が一望されるところから(地形語)高見山の名がついたといわれる。
東吉野にはいると-5~6°C。
8:40 登山口到着。
8:50 身支度し登山開始。
暫くすると、今度は「山の神」に出、再度手を合わせて山の無事をお願いする。
上には、新品の鎌、斧など山の道具類や、魚の鯛まで!?
色々出てきて楽しい!
右のような歩きよい登山道をどんどん登る。
石畳のようになっている所もずいぶんあった。
歩きよい登山道なのでドンドン距離、高度がかせげる。
8;50 小峠着。
一息入れたいところだが、冷たい強風のためままならず。
10分くらいで岩陰に隠れて小休止する。
9:20 平野道と合流地点着。
この先はアイゼンなしでは登れないと判断し始めて四本爪を着ける。(8本爪は学生時代に)
気温がかなり低く強風のためカンカチコンに凍りついている。
林間の所では固い雪のようだ。
ゆっくりしていたら、どんどん追い抜かれた。
急坂を一気に登る。
10:25 避難小屋に到着。
7~8人くらい先客がいた。
「高角神社」にお参りし、展望台に上がり雄大な景色を堪能する。 しかし天候が良すぎ春霞のせいか? すっきりとは見渡せない。
遠く台高山地が。明神岳か?
AM10:45 山頂から大峠に下山開始。
大峠からかなりの老若男女の方々が息を切らせて登ってくる。
平坦なベンチのある場所で小休止し、アイゼンをはずす。
八百万の神をお祀りしてある所まで駆け下る。ここでは20人くらいのグループがこれから登るのか色々準備をしていた。
すぐ下の大峠に下山。 AM11:45
これより左は三重県。
私は右方向に車道を下り奈良県側に向かう。
元の小峠に出、登ってきた登山道を下り麓の登山口まで出る。
PM.1:10 無事下山
帰り道の宇陀で神武天皇古跡『高城』(日本最古の城)と天皇自らお手植えの「八房の杉」の大木を見学する。