『二木島峠から逢神坂峠』を歩く
H.29 12月9日(土) 曇りのち晴れ 記:K.M
熊野市の二木島から新鹿(あたしか)まで歩くコース。コースのほぼ直下をJR逢神トンネルが貫いています。杉と桧の山林を縫うようにほぼ全区間に端正な石畳が通じており、適度なアップダウンのハイキングコースである。 「逢神」とは伊勢と熊野の神が出会う場所という意味で、かつて狼が出没したのだという説もあり。熊野市への途中の土山パーキングでは、周囲の高い山は雪化粧。
AM.11:45 現地、新鹿着。
砂浜に出て、寒風を避け昼食をとっていると、上空に一羽のトンビが、見る見るうちに10羽、20羽と増え上空を飛び交う。
昼食後バスに再度乗る前に準備体操をする。
12:40 二木島の直前で降車。国道からいき なりの直登が始まる。
二木島は捕鯨の港ととして知られる。
又、神武天皇の熊野上陸地とも言われる。
すぐに林間の石畳を登りはじめると、やがて石垣に出る。
右の石垣は下段が江戸時代のもの、上が明治の田畑だとか。 石の形が違うとの事。 こんな上まで水をどうして?上げたのか?不思議。
江戸のはそのまま、明治のは石が削られているとの事。
左右上を見ながら登っていくとやがて峠に着いた。
なんとなく長い登り坂だったが、案外楽勝だった。
13:33 二木島峠着。
峠に到着し皆も一段落し、余談や (^^♪、くつろぎぎさえでる。
優しいガイドさんの説明を聞くく。く
暫くの休憩後、又歩き出すが、なだらかな起伏を元気よく歩く。
ほどなく、庄五郎・善吉地蔵に着き、ガイドさんからその由来を聞く。
そして、ある漫才師ではないが、今日のハイライトはここ、これだけですよ!!と。
その地蔵さんのすぐ横の小川に『沈下橋』が造られていると。
なるほどよく見ると石垣の下から水が流れ出てきている。 大雨の時はこの石垣の上を水が流れる設計になっているとか。
すぐに今日二つ目の『逢神坂峠』に到着。 14:08
ガイドさんから「逢神坂峠」の由来やお話を聞く。
右の「オオカミ」がよく出没したらしい! 「おお!怖い!」と思いきや、オオカミは人を襲わないとか。
休憩後、下山開始。
杉や桧の植林地帯を縫うように 石畳道を軽やかに下る。
左端の黒い細いホースが分るでしょうか? これが低い場所から水圧を上手に何回も繰り返し利
用し、水を上に上げて使っているのだ。
そして遂に下山、新鹿の浜が見える。
南向きの海辺は暖かいのだろうボケや水仙が咲いている。
15:03 全員無事下山。
バスに戻り、浜に行くと昼の釣り人が帰ってきて釣果を見せてもらうとなんと「ヒラメ」が釣れた。
さすがに釣りには良い海だ。私もここの磯に10年前まではよく通ったものだ。かつてのホームグラウンド
だった。
途中の道の駅で売られていた(1万円以上)ボラの卵の燻製「カラスミ」
は尾鷲の特産でこの海の少し沖でたくさん捕れる。 (10月頃から)
今日も実に楽しく 古道歩きができた。
次回は「波田須」徐福の宮へ行けるのが楽しみだ!!!